本記事ではアクティブユーザーは2,200万人以上、四半期のGMVは2,500億円以上に到達したフリマアプリ「メルカリ」の取り組みからをもとに、サブスクリプションマネジメントツール「サブスクライン」とのシナジーについて探ります。

メルカリの成功事例：

メルカリが購入率向上に成功した理由として、商品画面UIの改善が背景にあります。その具体的な事例について紹介します。

メルカリの改善例: ¥マークのサイズを縮小
サブスクラインの価格表示画面のUIの改善
購買意欲を促進させるサブスクラインの機能
ビジネス拡大を支えるサブスクライン
1. 結論
サブスクラインとは

メルカリの改善例: ¥マークのサイズを縮小

メルカリの商品ページでは、価格とその前に配置されている￥マークを同じ大きさに設定していました。しかし、¥マークのサイズを調整し価格よりも小さなサイズに変更したところ、ユーザー購入率が著しく向上することが判明しました。比較的低コストの調整にもかかわらず、期待以上の結果が出るという驚きの結果となりました。

価格表示におけるこの成功の背景には、心理的な要因が大きく影響していると考えられます。¥マークのサイズを小さくすることで、価格に対する圧迫感が軽減され、ユーザーには価格が安く感じられる効果があるのではないかと推測されます。

実際、価格の前の通貨記号が大きいと、価格自体も大きく感じる傾向があるとの研究結果が一部で報告されており、これを基にした仮説が今回の調整のきっかけとなりました。なお、Amazonをはじめとする他の主要なECサイトでも、同様のデザインが採用されていることが確認されています。

サブスクラインとのシナジー:

上記のメルカリの事例を踏まえて、サブスクラインでも同様の施策に踏み切りました。

サブスクラインの価格表示画面のUIの改善

サブスクラインにおいても、

・プラン一覧画面
・プラン詳細画面
・商品一覧画面
・商品詳細画面

における￥マークを従来の半分のサイズに縮小しました。これにより、提携している企業様の更なる販売促進を目指していきます。

サブスクラインでは今後も様々なUI改善に取り組み、より使いやすく便利なサービスを提供し続けます。

購買意欲を促進させるサブスクラインの機能

サブスクラインでは、そのほかにもユーザーの購買意欲を促進させる様々な機能を提供しています。その中でも代表的な「EC機能」と「モバイルオーダー」についてご紹介します。

EC機能

サブスクラインの「EC機能」は、登録から注文・決済まで全てLINEで完結し、より手軽で便利な購入体験を提供します。

サブスクラインの「EC機能」には、下記のような特徴があります。

特徴1：LINEでサービスを提供できるため、お客様にとって利用ハードルが低い
EC機能は、自店舗のLINE公式アカウントから簡単に利用でき、インストールやIDやパスワードの登録・ログインを行ったりする手間がなく、継続購入において重要な初回購入へのハードルを下げることができます。
また、LINEは幅広い年齢層のお客様にとって使い慣れたアプリのため、特定の年齢層だけを対象とせず、あらゆる年齢層の方が利用しやすい形態で提供できます。
さらに、新着商品の宣伝メッセージやクーポン配布もLINEで自動送信できるため、お客様にとって利便性の高いサービス提供ができます。

特徴2：サブスクリプション（月額制）サービスとECの連携が可能に
ECとサブスクサービスが連動し、オフライン・オンライン両方で一貫したサブスクサービスの提供も実現できます。他店と差別化した経営により、新規顧客の獲得やさらなる売上アップへ繋げます。

利用例）
・EC利用と連動したサブスクの利用回数の消費
・EC上でのサブスク会員向け特典の適用
・サブスク会員のみが利用できる会員制ECの創設

特徴3：店舗に合わせたUI/UXデザインにも対応
店舗のテーマに合わせ、細かいカスタマイズも承っています。
お客様が利用しやすいデザイン設計にもこだわり、より良い顧客体験の実現を強力にサポートします。

モバイルオーダー

モバイルオーダーとは、ユーザーのスマートフォンから、直接店舗に行かずとも事前に商品の注文と決済を行えるサービスです。一般的には、インターネット上のブラウザや専用アプリを介しますが、サブスクラインでは注文から決済まですべてLINE上で操作が完結します。

サブスクラインの「モバイルオーダー」には、下記のような特徴があります。

特徴1：すべてLINEで完結できる
お客様の会員登録から、サブスク契約、モバイルオーダー、キャンペーン情報のお知らせ等、上流から下流までのマーケティング活動をすべてLINE一つで完結できます。日常的に使用しているツールであるため利用するハードルが低く、他プラットフォームに比べ利用人数や連絡開封率の増加が見込めます。

特徴2：店舗の作業効率UP
お客様は並ぶことなく商品を受け取れ、店舗側は人的コストや人手不足・混雑などが原因の機会損失を改善できます。また、非接触注文のため非常に衛生的。コロナ禍によるテイクアウト需要にもマッチしています。

特徴3：複数機能の運用や顧客管理を一元化できる
今までは顧客管理ツール、サブスク管理ツール、モバイルオーダー管理ツールを別々で導入する必要がありましたが、サブスクラインではすべての機能を一括提供、一元管理ができます。
そのため、複数ツールを併用する場合と比較し、ツール導入や運用が簡単で、ツールに支払うコストや運用・管理コストも削減できます。
さらに、一元化できるからこそ、それぞれの機能を横断した施策や、それぞれの機能の利用履歴等に基づいた効果的な顧客アプローチも叶います。